【聖地巡礼】色づく世界の路傍から

長崎のアニメ

僕が今まで観た中で最も好きなアニメ作品の1つが、『色づく世界の明日から』です。

2018年10月放送開始のいわゆる秋アニメで、製作はP.A.WORKSです。

当時の僕は大学1回生。大学生特有の表面だけの友人関係に疑問を感じはじめ、サークル以外の人間関係が消滅しようとしていた時期でした。そのこととの因果関係はわかりませんが、この頃からアニメを観て感動するという体験が増えてきました。孤独感が感受性発達のトリガーになったのかもしれません。

そんな時期にこのアニメが放送されたわけですから、とりわけ記憶に残った作品となりました。

 

まあこの旅を始めるまで聖地が長崎市にあることは知らなかったわけででしたが。

 

本記事と同じカテゴリ内に友人と大分でドライブした記事がありますが、時系列的にはその記事の直後が本記事の内容です。「長崎に何だったかのアニメの聖地があるらしいから行ってみよう」みたいなノリだったのですが、まさかそのアニメが僕の人生にとって大きな意味を持つ作品だったとは…。

 

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まずは名物のちゃんぽんで腹ごしらえします。

 

聖地巡礼

さっそく街へ繰り出します。

 

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中島川を少しさかのぼったところに、眼鏡橋なるものがあります。

『色づく』キービジュアルの場所です。

 

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正直ここを訪れた当時は特に思うことはなかったのですが、改めて写真を見ると味があっていいところですね。

路面電車の鉄橋があるのもノスタルジックです。

 

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出島付近

穏やかです。

 

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世界遺産大浦天主堂は休館でした。

 

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宿泊地付近

ヨーロピアンですね。

 

グラバー園

大浦天主堂が休みでショックだったので、近くにあるグラバー園に行きました。いくら聖地といえど、入館料かかるし得体のしれない施設だから気が乗らないな~などと思い浮かべたことを後悔しました。生きる上で何事にも後悔しないことが僕の信条であるにも関わらず。

ここがとんでもなくいいところだったのです。

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高台から洋館と共に見下ろす長崎の町

 

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旧グラバー住宅は工事中でした。残念。

 

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写真撮影回で出てきた場所ですね。

 

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旧三菱第2ドックハウスからの景色

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遠くに女神大橋が見えます。

 

日が暮れてきたのでグラバー園を出て、一旦ホテルへ向かいます。

 

坂の町

帰りは裏側のゲートから出て、住宅街を散策してみます。

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グラバースカイロード

坂の町ならではです。

 

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団子に顔が生えた生き物を見つけました。丸過ぎんだろ…

住宅街には猫がたくさんいます。みんな丸々としている。

 

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聖地らしいけど、どのシーンかイマイチ思い出せない。

 

追記

普通にopで登場していましたね。

 

長崎の夜

長崎の名物料理はやたらと洋風ですが、その中でも特にインパクトがあるのがトルコライスです。

 

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ピラフ・カツ・ナポリタンのトリコロール。金沢のハントンライスと同じキメラ系洋食です。カロリーお化けですが、その分満足感もなかなかのものです。

 

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食べるタイプのミルクセーキもキメました。そもそもミルクセーキというものを小さいころ読んだ漫画の中以外で目にしたことがないので比較しようがないですが、甘くておいしかったです(小並感)。

 

ご当地グルメを堪能したら、腹ごなしに散歩します。長崎は日本三大夜景のうち1つを擁する都市です。同じく三大夜景の1つがある兵庫出身としていつか三大夜景をコンプリートしたいと思っていたので、日が暮れるのを楽しみにしていました。

夜景が望める鍋冠山公園までは歩いて20分程度だったのでラッキーだったのですが、若干拍子抜けだったのは否めません。夜の摩耶山は徒歩じゃ厳しいぞ…。

こうして疑惑の念をぬぐい切れずに到着した展望台からの景色がこんな感じでした。

 

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正直なところ、規模の違いから長崎の夜景を舐めていた部分はありました。しかし、湾を囲む色とりどりの光が真っ暗な海や山に浮かんでいる様子は、メリハリがありつつ上品で、未体験のエモさがありました。

 

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暗闇に浮かぶ女神大橋

 

 

最後の場所へ

鍋冠山の裏側から約1kmほど歩き、出雲近隣公園へやってきました。

 

まず目に飛び込んできたのは、特徴的な形をしたステージです。

最終回で主人公が未来に帰る儀式を行っていた場所ですね。わかりやすい構造物だったこともあり、かなり興奮してしましました。写真の出来が微妙なのはそのためですかね。

 

 

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隣には、作中の特に主人公にとって深い意味を持つシーンで何度か登場した東屋があります。

 

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長崎の夜景をダイナミックに拝むことのできる公園は、聖地関係なく訪れてみる価値があるのではないでしょうか。

 

 

PAの名作は数あれど、最終回については『色づく』が群を抜いて綺麗だったと思っています(ストーリーも演出も)。主人公の成長を雑味なく描いた物語、その終着点で彼女は何を思うのか。

ブコメとは少し違った角度から青春を追体験したい人におすすめの一作です。