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目次
日程(日目)
- 成田 -> クアラルンプール、クアラルンプール -> デリー
- デリー -> レー
- レー -> カルドゥン
- カルドゥン -> ディスキット
- ディスキット <-> フンダル
- ディスキット -> レー
- レー <-> シェイ
- レー -> デリー、デリー -> クアラルンプール
- クアラルンプール -> 成田
フンダルへ
本来はディスキットからパンゴン・ツォ方面へと抜けていくはずだったのですが、カルドゥン・ラの試練を受けて予定を変更することとなりました。
この日はしっかり身体を休めるためにヌブラ観光の要である隣村フンダル(Hunder)までのショートトリップとなりました。
まずはフンダルに向かいます。
意外と舗装路が多くて走りやすい。
また強気な看板がありました。
K2は言わずと知れた世界で2番目に高い山で、今はパキスタンと中国の国境にあるのですが、例によってインドがその領有権を主張しています。カンニャクマリはインドの半島最南端の町です。まんま択捉島と沖ノ鳥島の関係ですね。
見渡す限りの砂丘とオアシスが広がっています。景色はきれいなのですが、砂埃のせいで空がかすんでいます。
フンダル砂丘の入り口
広大なオアシスでいろいろなアクティビティを体験できます。
もちろんここにも野犬がいます。
大量のラクダ
この乾燥地帯で長時間待機していられるのはさすがです。
ラクダライドは一回460₹です。体高があるので乗り降りが大変ですが、スリリングで面白かったです。
せっかくなのでアーチェリーもやりました。こちらは矢5本で100₹でした。あてがわれた矢は、風があったにも関わらず意外と素直に飛んでくれました。弓を支える腕の力が試されます。
フンダルではワンチャンK2が見えるとのことですが、高い山が多すぎてどれがK2かわかりませんでした。店の人に聞いておくべきでした。
ディスキットへ
フンダルは午前で切り上げてディスキットに戻ります。
ショック川流域にはBROやインド軍の碑がよく設置されています。
なんかニチャニチャした文面ですね。
ディスキットゴンパの売店でラッシーを飲みました。左下の緑のマークはベジタリアンフードを意味します。ベジタリアンとノンベジ食品の区別が徹底されていておもしろいと思いました。
塩辛いタイプか甘いタイプかハラハラしながら開封しましたが、幸い甘くておいしかったです。冷えていたらもっとおいしかったはずです。
ディスキットゴンパ
入場料はたしか40₹でした。
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入り口にはクソデカマニ車があります。
タクシーを頼むのが一般的なようですが、歩いても登れます。ここに関しては自転車が最適解です。
上昇不可が怖いですが、僕の身体はすでにヌブラの標高に馴染んでいたようで、多少激しく動いても問題ありませんでした。
ヌブラ渓谷を一望できます。写真に収めることでスケールダウンしてもなお、その広大さは十分に伝わると思います。
弥勒菩薩下の中型マニ車
奥にはディスキットゴンパ本体が見えます。下手したらディスキットの人口よりも収容人数が多そうです。
名物クソデカ弥勒菩薩
フンダルからも見えました。
五体投地している人もいました。その巨大さに違わぬ神聖さがあるのでしょう。
クソデカ像(正確にはその台座)には後ろの入り口から入ることができます。
タルチョに書いてある文字の解説です。
文字や色とその意味、神仏との結びつき、わくわくしますね。中2の自分に見せたらきっと見事に全部覚えてくれるでしょう。
昼食のdal fry(130₹)とチャパティ
ダルがおいしかったです。日本に帰ったら自作しないと。
ちなみにインドには日本と同じくお冷文化があるようで、価格帯を問わず一定数の飲食店では卓上に水(常温ではありますが)が用意されていて自由に飲むことができます。もっとも、誰かに聞いたわけではないのでこれが本当に飲み水なのかどうかは知りません。もちろん虫が浮いていたりもします。
それでも僕はペットボトル飲料を買うのが面倒くさすぎて、インド5日目にしてついにこの謎の水を抵抗なく飲んでしまうようになっていました。
駐車場奥のトイレから撮ったヌブラ
屋根の上から見渡すもよし、トイレの窓に縁どられた絶景を眺めるのもよし、です。
ゴンパの中はカラフルです。
ショック川流域随一の観光名所なだけあって人は多いです。日本人もちらほらいますが、ここはあえて無干渉でいきましょう。
同じエリアとはいえ、さっきの仏像からはかなり距離があります。
花びらのような木片が並べられています。これはおもしろい。
土足禁止エリアにも入れます。土足禁止を無視して入り込んでいる欧米人観光客が多かったのですが、僧侶たちも彼らには強く出られないようです。その辺は日本と似ていますね。
ストゥーパ
古のクソデカマニ車
ディスキット町歩き
僕は翌日離脱してレーに戻ることになっているのですが、同行者たちはチャン・ラ(Chang La)を登るべくこのままショック川の上流目指して走りだします。なので町歩きの大きな目的は食糧の買い出しです。
タクシー乗り場前の市場
なぜかレーを離れると2Lのペットボトルを見なくなります。
明日利用する予定のシェアタクシーの乗り方がわからないので、オフィスまで尋ねに行きました。自転車を運んでほしい旨を伝えるとオフィス内の空気が変わったのを感じましたが、自転車を分解してなるべく小さくすることを身振り手振りで伝えると了承してくれました。ただし追加料金が必要です。
遍在するマニ車
とにかく回します。
宿周辺
このエリアはディスキットゴンパまでのアクセスはいいのですが、周辺に売店が少なく、タクシー乗り場までも距離があります。自転車なしで観光する場合はタクシー乗り場周辺が便利かもしれません。
宿の庭にネッコがいました。猫を見るのはインドに来てから初めてです。
夕食はビュッフェでした。
とはいっても料理は写真に写っているのがほぼすべてです。
個人的にはパニールのカレーが一番おいしかったです。フライドチキンは鶏一羽まるごと使っているようで、写真に写っているのはおそらく首と肋骨です。
乾燥地帯だから当たり前ではあるのですが、宿に洗濯を頼むとそこそこの額を要求されます。靴下がどうカウントされていたのかはわかりません。
この日は翌日に備えて早めに就寝しました。同行者たちは朝4時起きで出走し、僕も7時ごろのタクシーでレーヘ向かいます。
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