日帰り旅
北陸へ自転車ツーリングに行った記事がありますが、本記事はそれから数日後の出来事です。北陸へ行くときには青春18きっぷを使ったのですが、それがちょうど1回分余っており、どうやって消化しようか考えていました。できるだけ遠く、それでいて日帰りできるという条件で考えると、和歌山が絶好の行先だったわけです。
本当なら奈良県内を走る路線でゆっくりと行きたかったのですが、なんだかんだであまり時間が確保できず、結局大阪経由で阪和線を使うことにしました。
都会のど真ん中にも関わらず意外と空いています。
今回の相方は、なんちゃらランドセルとしても知られるヒューズボックスくんです。海外旅行もこれ1つで間に合ったことを考えると、日帰り旅にはオーバースペックかもしれないですね。
和歌山市着弾
もう昼になってしまったので、とりあえず腹ごしらえをします。というか腹ごしらえのために和歌山駅で下車したようなものです。
和歌山名物の茶粥にチャレンジします。今となっては「よっ友」とすら呼べないほど親交の薄れてしまった学部の同期生の1人が和歌山出身なのですが、その人曰く茶粥は和歌山や奈良ではかなりポピュラーな食べ物だそう。
コンセプト的にもビジュアル的にもなかなかインパクトが強いですが、お茶漬けみたいなものだと考えるとスムーズに受け入れられるでしょうか。
冷たいのと温かいのが選べましたが、残暑の厳しい時期なので冷たい方を選択しました。正直言ってこの判断は失敗だったかもしれません…。
付け合わせは梅干し・昆布の佃煮・金山寺味噌・きうりの漬物でした。そういえば梅と味噌も和歌山の名物でしたね。
味としては見た目通り、お茶味のお粥って感じでした。それ以上でもそれ以下でもないですが、完食するためには付け合わせの塩分が必要不可欠でした。僕は白ご飯オンリーで食べることができない人間なので、付け合わせの尊さを人一倍噛みしめながら完食しました。夏に不足しがちなエネルギーや水分、塩分をひとまとめに補給できる点ではよく考えられた食事だなと思います。
海南市散策
再び乗車し、海南駅まで南下します。今回はここから和歌山市の紀三井寺を目指して歩きます。
和歌山県立自然博物館へ立ち寄りました。
見た目は地方の小さな博物館ですが、展示はかなり充実していました。
特に水生生物の展示には淡水海水問わずかなり力が入ってました。さすが和歌山です。
これに加えて鉱物や植生についても学べるので、かなりコスパの良い博物館だといえます。また来ないと。
博物館の近くにある「紀三井寺隧道」を通って和歌山市に入ります。
なかなか雰囲気があります。夜歩くのは怖いかもしれません。
紀三井寺
最終目的地の1つである紀三井寺を目指します。
立派です。
今回紀三井寺を訪れたのは、在学中に西国三十三か所の御朱印をコンプリートするためでもあります。
片男波が見渡せます。ナチュラルに景色が良いのはさすが和歌山といったところです。
本堂は木々に隠れてよく見えませんでした。おそらく桜なので、春に来たらエモそうです。
本堂でボランティアのおばちゃんに言われて上を見ると、天井や梁に龍がデザインされているのがわかりました。いろいろおもしろい話が聞けたのに、ほとんど忘れてしまった…。
当然便所にも立ち寄ります。
観音様の足元で用を足していることになるのか…。
拝観時間ギリギリだったので出発します。
片男波
少し時間が余ったので、紀三井寺から見えていた片男波海岸の方へ歩いてみます。
観海閣付近から紀三井寺が見えます。
観海閣にも行ってみたかったのですが、橋が工事中だったので断念しました。なぜか見切れています。
不老橋
落ち着いているエリアです。
日も落ちてきたので、そろそろ帰ることにします。
時間があれば市街地も散策したかったです。
ちなみに今回のルートはこんな感じでした。