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2日目のルート
2日目は宿を出た後まず南東の絶景を見に行きます。そのあとは来た道を引き返すことになりました。
これがルートです。結果的には、来た道を引き返す途中に天川村に寄ることになりました。
果無集落
まだ暗い時間に起きた後、宿泊場所である十津川温泉の南西にある「果無集落」なる場所へ行ってみました。果無集落は、奈良と和歌山を隔てる果無峠の中腹にある小さな集落です。熊野参詣道小辺路の道中に位置することもあり、集落には世界遺産の石碑が設置されています。
舗装済みとはいえ急な峠道を登ると、こんな光景が。
いい朝焼けです。この時間にここを訪れたのは雲海目当てだったのですが、狙った通りの景色が見られました。
天空の集落!って感じのいい画。雲があらぶっています。
世界遺産の碑
地と字の色がほぼ同じなので、この距離では何て書いてあるのか全く読めませんでした。後でちょっと画像加工してもこんな感じ。
奥の尾根沿いに数件の民家があります。
さっそく足を踏み入れてみます。
おシャンティな手洗い場。
間違って私有地に立ち入ってしまいそうでヒヤヒヤします。ひょっとしてここも民家の敷地内?
クソデカ鯉がいます。
この水量でも飼えるもんなんですね。
一通り見学した後で、またバイクを走らせます。
地図で見て気になっていた「奥果無」なる地区まで来ました。
たった1件の民家があるのみの行き止まりでした。
都市圏の果てたる中央構造線を越えてさらに果てにある集落、そのさらに奥にある舗装路の執着点がここです。とはいえ、前述のように峠道自体はここからもさらに果て無く続きます。人間の生きる道に果てなどないということですね。
何もない奥果無を後にし、朝ご飯を食べに宿まで戻ります。
果無集落と十津川温泉をつなぐ道。
スカイラインの序盤にありそうな道です。
上湯川
独特な色です。
宿から見た橋(名前は知らない)
十津川と上湯川の水色がくっきりわかれています。おそらく、画面右の山頂に先ほど訪ずれた果無集落があります。
朝風呂と朝食を済ませたら、宿を出て次の目的地へ向かいます。
天空の神社
次の目的地は、玉置神社です。かなり標高が高い場所にあるようで、やたらと時間がかかりました。
道中はこれでもかというほど紅葉していました。
ようやく到着しました。境内に入っていきます。かなり山奥の神社であるにも関わらず、思ったより多くの観光客がいます。
名物の大杉。太すぎるッピ。
神代杉。名前負けしていないルックスです。
境内はかなり広いので、歩いて周るのにはかなり時間を使います。
質のいい森林浴が期待できます。
絶景渓谷
次の目的地は、和歌山県の飛び地である北山村の「瀞峡」です。
瀞峡は玉置神社から見て、玉置山をはさんで反対側にあります。前日に立ち寄った道の駅で車両誘導をしていたおじさん曰く、林道を使えば国道まで出なくても瀞峡まで行けるとのこと。
やばそうなトンネルを通りました。後ろから迫ってくる別団体のバイクのエンジン音が怖かった。路面状況は全体を通して良好でした。
これが瀞峡です。予想していたよりはるかにダイナミックでおもしろい地形です。
「瀞ホテル」なるインスタ映えスポットです。元は宿泊施設だったのを飲食店に改装しているようです。
僕たちも利用してみたかったのですが、長蛇の列ができていたので断念しました。
画面右の岩場で滑って転んだのですが、その時のダメージが後々効いてきました。
浅瀬には全長15cmほどの魚がたくさんいました。アユかコイ系だと思うのですが、いまいち特徴に合致する種類が思い浮かびませんでした。尾びれが黒い日本淡水魚って何ですかね?もやもやします。
これは瀞峡からの林道が“酷道”425号線に合流する地点で撮りました。今旅のベストショットです。
帰り道
ここからは1日目のルートを引き返すだけなのです。しかし、それだと味気ないので、天川村を通って帰ることにしました。
天川大弁財天社です。暗い山道を走ることがどれだけ心細かったか…。
何せついさっきまで日本最後の秘境にいたものですから、天川村が大都会に見えました。
クッソ長いトンネルや峠道を越え、ようやく”こちら側”に帰ってきました。名だたる秘境村の数々が名を連ねています。
レンタカーなら営業時間終了により追加料金を払わなければならないところですが、今回のレンタルバイクは24時間対応。このまま元あった場所に停めておけばokです。
ちなみに、今旅での「信号のある交差点における二段階右折」は2,3回に抑え込むことができました。
我ながら無難優秀な ルート設定だったのではないでしょうか。
原付ツーリング、また行ってみたいです。
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