三国越林道展望台とは
8月の最初、テスト明けで鈍りに鈍った肉体を鍛えるために、自宅近くの展望スポットへ登りに行くことにしました。
その場所は三国越林道展望台。京都南部から三重県へ抜ける林道の途中にある展望台なのですが、そこから見える景色がなかなか素晴らしいとのことです。ちなみに京都・三重・滋賀の三国越です。しかし、相当な山奥にあることから、それほど情報が多いわけではありません。だから自分の目でその絶景を確認しに向かいました。
今回は京都府笠置町から山に入り、滋賀県甲賀市へ抜けていくルートを走りました。
笠置町から三国越林道
国道163号線を伊賀方面に向けて走ると、コンビニやレストランが見えてきます。このローソン笠置切山店を最終補給地点とするのがよさそうです。
ここから数百m進んだところに、三国越林道へつながる道があります。
謎のホテルの看板が目印。
斜度高めの山道を一気に登ります。暑すぎる。
自転車にはきついですね。
体感で標高300mぐらいまで登ったところで、三国越林道に突き当たります。
ここは迷わず右へ。長い戦いの始まりです。
三国越林道
そこそこアップダウンのある林道を永遠に進んでいくだけなのですが、たま~に茶畑が現れます。京都南部の林道って、「もう林道じゃなくて茶道でいいやん」って突っ込みたくなるぐらいどこにでも茶畑があります。
途中何度か分岐がありますが、すべて道なりで大丈夫です。
突然集落が現れました。場所によっては平坦で、結構人が住んでいるみたいです。標高の高いところにある集落ってなんかロマンがありますよね。
集落の中は地図上では道が複雑になっているところもありますが、道なりでOKです。
廃校舎の前を通ります。そこまで荒廃しているわけではなく、ノスタルジックな風景が創り出されています。でも夜は怖そう。
後で調べたところ、京都大学と地元自治体が提携していろいろ活動しているらしいです。
そうこうしているうちに突き当りにたどり着きました。
この写真の奥の道を行っても地図上では問題はなさそうです。しかし、三国越林道を進むには、ここから50mほど右(南側)へずれることになります。
案内通りに進んでいけば大丈夫です。
突然ハングルの看板が現れました。以前九州の高速道路だったかで韓国語の標識を見たことがあるのですが、あれと同じぐらいびっくりしました。
ちなみにこの高麗寺なる寺院、調べてみると割と歴史が長いようで、この地域に住む在日コリアンの心のよりどころとなっているらしいです。
なかなか荘厳な建物があるらしいので今度行ってみたいです。
そこから1kmほど進むと、こんな看板のある丁字路に出てきました。
この道をまっすぐ(伊賀方面)へ行くとすぐに県境があるのですが、看板などはないので気づかないうちに越境することになると思います。
展望台
数100m進むと、少し広くなっている場所があります。ここが展望台の入り口となっています。
展望台からは伊賀盆地を見渡す素晴らしい景色が望める…はずでしたが、木々が生い茂っており下界を見ることはできません。本当なら伊賀の市街地とその奥に低い山々が連なる様子が一望できるはずでした。
季節が悪かったんですかね。葉っぱがなくて雲海も見られる冬がベストシーズンみたいです。
この写真、霞のせいでわかりにくいですが、右奥に青山高原の風車群が見えます。
個人的に青山高原は最推しの絶景スポットなので、その姿が彼方に見えただけでも来たかいがあったというものです(謎理論)。
前の茂みからイッヌの唸り声のようなものが聞こえてきたので、早々に引き返すことにしました。
最初の方にも書いた通り、今回は甲賀方面へ抜けていくことにします。
先ほどの丁字路を甲賀方面へ曲がり、下山していきました。