念願のしまなみ
日本で最も有名なサイクリングロードというと、多くの人はしまなみ海道を思い浮かべるのではないかと思います。西日本の自転車乗りは年に複数回しまなみ海道サイクリングに赴くとか赴かないとか。
僕は趣味で自転車に乗り始めてもう6年目になるのですが、残念ながらしまなみ海道にはまだ行ったことがありません。日帰りにはあまりにも遠く、ツーリングとしては近すぎるということで、瀬戸内周辺に行くことはありませんでした。
大学院という悠久の自由時間もいつまで続くかわからず、走るべきところは早めに走っておきたい今日この頃です。6月末に授業がひと段落したので、ちょうど予定の空いていた同期と一緒に走りに行くことになりました。
0日目は夕方に京都を出発し、在来線で尾道へ(厳密には福山市内ですが)向かいました。現地のネカフェで一泊し、翌日一日かけてしまなみ海道を縦断する旅程です。
まずは腹ごしらえです。せっかくなので尾道ラーメンが食べたかったのですが、町はずれだったこともあり空いている店がありませんでした。頑張って空いている居酒屋を探し、そこで済ますことにしました。
ウマヅラハギのお造りです。文句なしのうまさでした。たしか1000円と書いてあったのですが、会計の時の値段を見ると3500円ほどでした。「1000円」の横に「~」があったのを見落としていたようです。幸先の悪いスタートとなりました…。
でもここでうまいこと運をチャージできたようで、すべての日程を通してほどよい天気のもと行動できました。
1. 向島
ネカフェを出発し、まずはフェリー乗り場を目指します。
久々に朝早くに走ったので気持ちがいいです。
自転車にまたがったまま船に乗るのはなかなか貴重な体験です。
知らなかったわけではないのですが、フェリーの乗船時間は拍子抜けするほどに短かったです。
向島は島でこそあれ街並みは本土とそう変わらないので、交通量に注意が必要です。
市街地を抜けると良い感じの海岸線を走れる道に出ます。
そして橋のふもとに見えるのが、次の休憩スポットであるしまなみビーチです。
2. 因島
しまなみビーチに降り立ちました。
まだ朝9時とかなので全然人がいません。
砂浜泊をするならちょうどよいスポットかもしれませんね。
さすが、水も透明できれいです。
謎の恐竜のオブジェがあります。
盛り上がった背中と垂れ下がった尻尾は、昭和から平成初期にかけて描かれた竜脚類の姿とよく似ています(ドラえもんの長編に出てくるようなやつ)。実際に調べてみると、やっぱり1980年代から存在しているようです。その割には真っ白ですね。
この近くに朝から開いている大福屋があるらしいので、休憩がてら訪れてみました。
因島大橋の全貌を視界に収められる、迫力のある写真スポットでした。
甘夏大福を食べました。甘味と酸味のバランスがちょうどいいです。
断面図
3. 生口島
ひたすら海岸沿いを走り、生口島区間の中間地点あたりにいろいろ名所があります。
耕三寺です。
なんとなく新興宗教っぽい佇まいですが、浄土真宗のお寺らしいです。
ちょうど蓮の花が咲いていました。
蓮といえば、ラブライブシリーズ最新作『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』ですね。
カラフルな五重塔がそびえたっています。
細部までしっかり彩色してあって見ごたえがあります。
舞台的なスペース
和風建築と大理石のミスマッチがなかなかクセになります。
写真右奥で口を開けている小屋は、謎の洞窟への入り口です(後述)。
見る角度で色が違う。屋根の表と裏で補色になっているんですね。
観音様
謎のスペース
中に座れるところがあったのがありがたかったです。
敷地の奥には、次なる観光名所「未来心の丘」へ向かうエレベーター乗り場があります。
割と濃密な一日だったので、1記事ではまとめきれませんでした。
未来心の丘と後半のライドは次の記事に回します。
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