御在所岳・雪の頂へ 前編

現地入り

peachの旅くじで石垣島が指定されてからはや1ヶ月(これについては今後の記事で詳しく取り上げるかと思います)。長期休暇中に行っておきたいとは思うのですが、やはり離島への渡航は憚られます。

だからといって家でスマホを眺めながら過ごす毎日では心身が疲弊する一方です。その後に待ち受けているのは比喩的あるいは現実的な死です。それは避けねばならない。

ということで、自宅からそこまで遠くはない関西圏内で興味のあった場所へ行ってみることにしました。

目的地は三重県御在所岳。どうやら冬の登山でもなかなか見どころのある山のようです。

 

思い立ったが吉日。さっそく関西本線気動車で京都・伊賀の森を駆け抜け、四日市へ向かいました。山までどのような交通手段で行くか迷いましたが、自由度の点から自転車を持っていくことにしました。

到着後すぐに夕食をとり、その後はネットカフェの時間調整のために腹ごなしのサイクリングに興じました。

 

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四日市コンビナート

意外と奥行きがあって壮観です。

 

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撮影スポットにはカップルが蠢いていました。憤慨を抑えつつその場を後にします。

 

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今晩のお供は『かつて神だった獣たちへ』です。かなり前に放送されていたアニメが面白かったので最新刊まで読みました。ちょうどクライマックスなんですね(ネタバレ)。

 

自転車パート

無料モーニングで腹を満たしたら出発です。

 

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三滝川沿いをまっすぐ西へ進みます。

鈴鹿山脈の山々は軒並み雪をかぶっていました。この時点で絶景のような気がします。

僕は普段から雪が見えるような場所には住んでこなかったので、大都市(四日市のこと)と雪山が共存している光景というのはとても新鮮です。

 

御在所岳への登山口がある鈴鹿スカイライン冬季閉鎖中なので、その脇にある湯の山温泉を通っていくことにします。

ネカフェから登山口まで直線距離は10kmほどですが、実際は20km強あるようです。油断していました。

 

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峠道に入ってすぐ、ニホンザルとエンカウントしました。

よく見ると奥の方に群れがいます。

 

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湯の山温泉を越えて少し登ると、登山道までの近道がありました。登山道までの近道であって駐車場までの近道ではないので、注意が必要です。

 

そういえば、ここに来る途中に湯の山温泉で民宿を営むおじさんに話しかけられました。彼曰く、「(モビリティ的な意味で)文明が交差する湯の山温泉まで自転車で来るような人は尊敬できる(原文ママ)」とのことです。

まあ自分としても、バスではなく自転車で来ようと思ったのは単に自由だからというだけではなくて、ある種のプライドのようなものによる部分があるのは事実です。だからこういうことを言ってもらえるのは素直にうれしい。

 

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近道を抜けると鈴鹿スカイラインにでました。登山口はすぐそこなのですが、自転車を置いておくために駐車場へ行かないといけません。どうやら少し下ったところにあるようです。

さっそく自転車にまたがって漕ぎ・・・だした直後、日陰の部分の路面が思いっきり凍結していることに気づきました。なすすべもなく転倒。何か所か擦りむいてしまいました。さらにブラケットが曲がってしまったので、調整するのに体力と時間を使ってしまいました。

 

登山パート

登山届を出し、登山道へ踏み入ります。

ですが、序盤からかなり雪が深く、凍っている箇所も多かったです。10mも進まないうちに、アイゼンを装着することになりました。

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2000円弱で購入したアイゼンですが、なかなか足になじみます。凍った足場をしっかりグリップしてくれます。

 

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ロープウェイの真下を通りました。

伊勢平野の先に伊勢湾が見えます。これはこの後にも期待できます。

 

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雪はかなり深いと思います。

先人の残した足跡がなければ間違いなく迷っていました。

 

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岩の多いエリアに差し掛かりました。

インスタなんかでたまに見るやつですね。彼/彼女らも写真を撮るためにここまで登ってきているのだとしたら見上げた根性です。見習わないと。

 

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岩場は視界が開けているので、絶景をダイレクトに望むことができます。

 

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自分のいた証拠を残しました。

写真を見返していていつも思うのですが、どうしても尻部分に柄があるせいでズボンがズレてパンツが丸見えになっているように見えてしまいます。

 

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視界が開けた場所があったのでふと海側を見てみると、ネットでよく見る岩がありました。偶然見つけることができました。

 

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たしかこの中登山道は道中2,3の山を通ることになるのですが、その1つの頂がここのようです。ここから先が御在所岳の本体のようで、明らかに斜面がきつくなっています。

 

雪もさらに深そうですが大丈夫なんですかね。

 

続きは次の記事で。

 

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